山林を宅地に変更する手続きは？流れや費用をわかりやすく解説

2023年12月14日

「山林を宅地に変更したいけど、手続きが難しそう」「費用はどれくらいかかるんだろう」と悩んでいませんか？

この記事では、山林を宅地に変更するメリット・デメリットや、必要な手続き・費用についてわかりやすく解説します。

地目とは？山林と宅地の違い

地目とは、土地の用途を表す登記簿上の区分です。地目には、田、畑、宅地、山林、牧場、原野、墓地、境内地、運河用地、水道用地、用悪水路、ため池、堤、井溝、保安林、公衆用道路、公園及び雑種地の16種類があります。

山林は、森林や林地などの土地を意味します。宅地は、住宅や店舗、事務所などの建築物が建てられる土地を意味します。

山林と宅地の大きな違いは、建築物の建築が可能かどうかです。山林は、原則として建築物の建築ができません。一方、宅地は、原則として建築物の建築が可能です。

地目は、登記簿上の区分であり、現況とは、実際の状態のことです。地目と現況が異なる場合もあります。

例えば、山林の土地に家が建っている場合、地目は山林ですが、現況は宅地となります。

山林を宅地に変更するメリットは、以下のとおりです。

山林を宅地に変更するデメリットは、以下のとおりです。

山林を宅地に変更するには、以下の手続きが必要です。

地目変更の登記申請は、土地家屋調査士に依頼することができます。建築許可申請は、市区町村の建築課に申請します。

山林を宅地に変更する費用は、以下のとおりです。

その他、土地の条件によっては、さらに費用がかかる場合があります。

山林を宅地に変更するには、地目変更の登記申請と建築許可申請が必要です。また、登記費用や測量費用、建築許可申請費用などの費用がかかります。

山林を宅地に変更することで、建築物の建築が可能になったり、固定資産税の評価額が上がったりと、さまざまなメリットがあります。しかし、手続きが煩雑で費用がかかるなどのデメリットもあるため、慎重に検討しましょう。

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